環境開発工業株式会社 Create the Future

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俺なりのサーキュラーエコノミー第3章

     

取締役 渡辺 隆志

旗を掲げ、未来を描く

9時間立ちっぱなしの旅と、笑いに包まれた祝賀会を経て——いよいよ初雪も近づき、寒さとの闘いの季節となってきた。

2025年10月1日
富士ユナイトホールディングスが誕生し、グループは新たなステージへと踏み出した。
この日を迎えるまでの道のりを思い返すと、数え切れないほどの打合せや議論、そして多くの仲間の支えがあったことに気づく。
昨年4月に掲げた「サーキュラーエコノミー元年」から1年半。
この節目を迎えた今、循環型社会の実現に向けて歩みをさらに加速させる。
俺自身も、グループの未来を描き、舵を取る立場として、新たな責任を感じている。

CSO——Chief Strategy Officer。会社の“戦略”を担うこの肩書きには、華やかさよりも重みの方が勝る。「どんな未来を選び、どう形にしていくか」を常に問われる日々。
グループ全体の成長戦略が、仲間の努力とどう結びつくのか。
それを考え、仕組みに落とし込むのが俺の仕事だ。
机上の計画だけでは動かない。
現場の声を聞き、経営の現実と擦り合わせながら、理想と実務のギャップを埋めていく。
それは決して簡単ではないが、そこにこそ“やりがい”がある。
あの日、「新幹線で戻ってきたら?」と軽口を叩いた張本人も、今は当社の役員を兼務しながら、富士ユナイトHDの経営企画部としてグループ全体の広報を担うことになった。

富士ユナイトホールディングスが掲げるのは、
「環境のグリーン化対応」と「エネルギーの安定供給」を通じて、社会に貢献するグループであり続けること。
これは単なるスローガンではない。
現場で汗を流し、挑戦を重ねてきた俺たちだからこそ、その実現に必要な“リアルな手触り”を知っている。
俺たちは、もはや“親と子”という上下の関係ではない。それぞれの会社が対等に支え合い、補い合いながら、ひとつの理想を共有する“仲間”として存在している。
この体制の中で大切なのは、どの会社も、どの人も、グループを形づくる欠かせないピースだ。

——そして、設立のタグラインに込めた「変わる明日を、しなやかに支える」
その想いのもとで、俺たちはつながっている。
その言葉こそ、富士ユナイトホールディングスの旗印であり、これからの時代を進むうえでの道しるべのような存在だ。

立席9時間の旅も、屈伸でつながったあの結束も、祝賀会での笑い声も——
あの日々のすべてが、この未来へと続く道だった。(めちゃくちゃ強引に後付けで繋げているが…)
旗は、すでに掲がった。
風を受けて揺れるその旗のもとで、俺たちはこれからも、しなやかに、そして力強く進んでいく。