環境開発工業株式会社 Create the Future

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コラム

AIに挑む 独自性の磨き方

取締役 総務部長  渡邉 聡

直近、佐々木が掲載したコラム「AIと独自性の戦い」の締めくくりで今回の掲載に指名されたため、前回と同じ質問をChatGPTにしてみることにした。
企業価値の向上は会社を取り巻くすべてのステークホルダーにとって重要なキーワードであるが、産業廃棄物処理業においてこれを実現するための取り組みをテーマに1000字程度でコラムを作成して下さい。読者は不特定多数です。
詳細は割愛するが、次のような項目だての回答があった。

   【前回】  2024.11.3    【今回】  2025.2.25
1.環境への貢献1.環境負荷の低減と資源循環の推進
2.技術の導入と効率化2.法令遵守とコンプライアンスの強化
3.戦略的パートナーシップの構築3.DXによる業務効率化
4.教育と意識の向上4.ESG経営の推進とステークホルダーとの連携
5.従業員の育成と働きがいの向上

少し変化していることが見て取れるが、自分なりの考察を今回の回答から抜粋して述べさせていただければと思う。

2・「法令遵守とコンプライアンスの強化」
昨今の企業不祥事を背景に新たに追加したものと考えられるが、当たり前にできていなければならない話であって、ことさら声高にいうものでもないと思う。しかしながら、これがきちんとできていない企業が多いがゆえに取り上げざるを得ないということなのであろう。当社にあてはめてみると過去に事業存続を揺るがすような過ちを犯して おり、吹けば飛ぶような中小企業であったころから、“法令遵守”が事業運営上、絶対的なものであるとの意識が役職員の脳裏に刻まれている。上場企業のグループ会社になった今、なおさら強く意識しなければならない事項である。

3.4・「DX」「ESG」
程度の差はあるにせよ、もはやこれらに取組んでいない企業はいないものと思う。DXという点については、限られた人員で効率的な事業運営をしていかなければならないという環境であったことから、中小企業としては早くから取り組んできたとの自負がある。また新しいモノを積極的に取り入れていこうとする土壌があり、小回りがきく企業規模であるからこそ、常日頃からベストプラクティスを実践してきたと思う。もちろん上手くいかないと判断すれば、別のモノにトライするなどしなやかさがある。
ESGという点については、リサイクルを通じた環境配慮への取組み、障がい者との協業など当社事業そのものであるし、地域社会の一員として事業活動を通じた貢献は従前から取組みを進めてきている。

5・「従業員の育成と働きがいの向上」
これも昨今の「人的資本」という文脈から導き出されたものと思うが、前回も類似した項目があげられているところを見ると、継続して重要テーマとして認識しているようである。これらに対する当社での取組みとしては、今年度、しばらく実施していなかった社員研修を実施した。これまで研修に対するアレルギーみたいなものがある、というように聞いていたので、どうなることかと心配をしていたが、比較的、皆、真剣に受講していたよう思う。社会人になってから自ら学習する時間を捻出するのは、なかなか難しいところがあるように思うので、会社側が積極的に学びの機会を設け、社員の背中を後押しする仕組みづくりが肝要であると改めて思ったところである。

このようにみてくるとChatGPTの回答は、昨今の世の中の動きをしっかりと押さえつつ、一定のアップデートはなされているように思う。しかしながら、いずれもやっていて当たり前の話であるので、これらがベースメントとしてあったうえで、各企業において独自性などを尖らせるとともに、その存在意義を高め、企業価値の向上を実現させていくことが肝要なのだろうと思う。
結局のところ、この手のツールを使いこなすうえで鍵となるのは、数多の情報の中からどのようにしてその利用者にとって有用な情報を導き出すのか、そのアプローチの仕方やプロンプト次第であり、どう問いかけるか、その発想力ということに尽きるのではないかと思う。一方で、(仕方ないことかもしれないが)既知の情報から導き出されるということが大前提としてあるのであろうから、斜め上の回答というものは期待してはいけないのかもしれない。
これらを踏まえて、私なりに佐々木とは違う切り口で「ビチマン」という独特の用語、いや造語をChatGPTに聞いてみた。
あなた
「びっちり満タン」に入った状態をスラングっぽく言うとしたらどのような候補があげられるか
ChatGPT
「びっちり満タン」のスラングっぽい言い方をいくつか挙げてみますね。
1. パンパン
例:「カバンの中、パンパンだわ!」 → よく使われる表現で、シンプルで伝わりやすいです。
2. ギチギチ
例:「予定ギチギチすぎてヤバい」 → 隙間がなく詰め込まれている感じ。ややカジュアルな表現。
3. パンッパン(強調形)
例:「冷蔵庫、パンッパンなんだけど!」 → 擬音を強めて、よりスラング感を出した表現。
4. ギュウギュウ
例:「電車ギュウギュウでマジきつい」 → 詰め込まれて余裕がない感じを強調。
5. ブチ込みMAX
例:「リュック、ブチ込みMAXでチャック閉まらん」  → ちょっとヤンチャ系のスラング感。
6. パツパツ
例:「このズボン、パツパツすぎてやばい」 → 服や容器など無理に詰め込まれているときによく使う。
7. 限界突破
例:「トランク限界突破しとるww」 → ネットスラングっぽい表現で、オーバーな感じが出る。
8. フルぶっ込み
例:「荷物フルぶっ込みでスーツケース閉まらんw」  → ちょっと勢いのある表現。

どれも場面によって使い分けられそうですね!どんな状況で使いたい感じですか?
あなた
例えば、「びちまん」=「びっちり満タン」というのはどうか?
ChatGPT
「びちまん」、面白いですね! 「びっちり満タン」の略語として、自然に響きつつ、ちょっとしたスラング感もあります。
使い方の例
・「このバッグ、びちまんすぎてチャック閉まらんw」
・「冷蔵庫、びちまん状態で新しいの入らんわ」
・「スケジュール、びちまんすぎて休む暇なし…」
発音的にもリズミカルで言いやすいし、略語っぽくて流行りそうな感じですね! ただ、「びち」という音がちょっと強めに聞こえるので、使う場面や人によっては「ん?」と思われるかも? でも、新しくスラングを作るならアリだと思います!
他にも派生で、
・「びちまってる」(満タン状態)
・「びちまんぎみ」(ちょっと詰まってる)
みたいな応用もできそうですね!

という、回答が得られた。これって実際に使ってみたら流行るかも?と思いつつ、ちゃんと意味を理解してきちんと例文を作っているのが面白い。
とは言え、個人的にはそれが流行るころには使っていたくない、という思いもあるので、常に独自性に磨きをかけ、新し考え・モノを生み出していくようにしたいものである。