お知らせ

【寄稿】あたりまえの所作のなかにあるもの(後編)
undergraffiti.株式会社 代表取締役CEO 古山 恵理
前編では、環境開発工業のコアメッセージ「全てのものに、価値がある」が、扱う廃棄物だけでなく、人・設備・ノウハウ・財務資本・非財務資本までを含んだ「経営の語彙」だと気づいた話を書いた。
「全てのものに、価値がある」の射程の広さを、いま最も象徴的なかたちで体現しているのが、MICHINARU(みちなる)というプロジェクトだ。
別々の場所で役割を終えた、使用済みのトナーと、植物由来の副産物。 それぞれ単体では行き場のなかった素材を、独自の造粒技術で組み合わせ、アスファルトを強化する新しい素材へと変換する。
これは環境開発工業単独の取り組みではなく、リコー、エトリア、白老油脂、富士興産、東亜道路工業、北海道イシダ、そして環境開発工業の7社が共に立ち上げた、共創プロジェクトだ。 素材を出す側。技術で変換する側。流通する側。現場で施工する側。 それぞれの当事者が一本の線でつながらなければ、絶対にたどり着けなかった出口だと、私は思っている。
そして、その変換の中核に環境開発工業の「現場の技術」があるという事実に、私は感動する。
環境開発工業は、 50年かけて磨き上げてきた所作で、業界の外まで誰かの困りごとを引き受けに行っている。 「価値がある」の対象が、自社の中だけにとどまらず、外側へと滲み出している。
それがよくわかるのが、このMICHINARUというプロジェクトだった。
MICHINARU制作のプロジェクトストーリー
今、環境開発工業は50周年を迎える。
改めて50周年という節目を考えるとき、私は、半世紀という時間の長さよりも、その時間のなかで積み上げられた「膨大な判断の数」の重みに頭が下がる。
こうしておけば事故は防げる。こう数値化すれば、お客さまに説明できる。こう動けば、面倒は減らせる。 そんな小さな判断の積み重ねが、いつのまにか「あたりまえの所作」になって、会社という「身体」に染み込んでいく。
そしてその所作は、M&Aという大きな局面でも揺らがなかった。 むしろ静かに、グループ全体へと伝わっていった。さらにMICHINARUでみたように、これは業界の外側にも染み出していったのだ。
外から仕事を共にさせてもらっている立場で言うのも気恥ずかしいけれど、私はただこの会社の所作が、好きだ。 そして「全てのものに、価値がある」という一文の射程を、きっと、私はまだ十分には知らない。
これからの50年、その射程がどこまで広がっていくのか。 ある意味いちばん近い席で見せてもらえる幸運を、私は今噛みしめている。
50周年、本当におめでとうございます。 変わらず、淡々と。次の半世紀も、ご一緒できますように。
※寄稿コラムを提供下さった undergraffiti.株式会社
2022年から当社のWEBサイトをはじめあらゆるPR媒体、昨今では、富士ナイトホールデイングスグループ各社のブランディングやWEBサイト、各プロジェクトに名刺デザインの果てまで、グループ全体の「見せ方」に携わっていただています。
今回の寄稿を通じて、当社の価値は日々の所作の中に静かに宿っているのだと、あらためて気づかされました。
ときに、当社自身がまだ言語化しきれていなかった想いや価値までも、まるで頭の中を覗かれているかのように自然に引き出してくださる場面もあり、その表現力と理解の深さには、毎回驚かされるばかりで、見えにくい価値を「伝わるかたち」へと昇華していただいていることに、あらためて深く感謝申し上げます。









