環境開発工業株式会社 Create the Future

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コラム

環境開発工業を表現するということ

取締役 佐々木 リサ

ホームページのリニューアルは私の悲願でした。リニューアル前、私は自社のホームページを開くたびに「言いたいことが伝わっている気がしない」「私たちの会社の良さってこんなのではない」「ついでにデザインも凡庸」…とため息。そんな生産性のない時間に見切りをつけ、えいやっとリニューアルプロジェクトを立ち上げたのが約1年半前のこと。3か月で制作会社を決め、制作し始めてからなんと1年3か月、ついにリニューアルしました。

私がこのリニューアルプロジェクトにあたって大事にしたことは以下の3つです。

このこだわりにとことん付き合ってくれるか、という視点で制作会社を選びました。結果、コンセプトが決まるまでに半年かかりました(爆)。コンセプトとはホームページの方向性で、環境開発工業をどう表すかを決めることです。会社の原点や起業の動機、これまで乗り越えてきた数々の武勇伝などを総合して1枚のビジュアルとコピーで表現します。いわば「私たちは何者か」が1秒で伝わるもので、ホームページのTOPを飾り、そしてホームページ全体を司るものです。まず創業家である当時の会長、長谷川のロングインタビューからスタートし、環境開発工業とは何者?工業と自然の融合?北海道という大地の開拓民?ヤギ?様々な切り口から攻め、トライ&エラーを繰り返し、最終的には「循環」をキーワードに、我々が大事にしてきたこと全てまとめました。それがこのホームページTOPファーストビューのムービーです。1つ1つのパーツまで徹底的に私たちらしさを追求しました。デザイナーが作曲した音楽までつけました。力作です。是非ご覧ください。

コンセプト開発の過程で話されたことはかみ砕いて伝えるべきだと思い、「独自性とこだわり」というページも作りました。私たちとしては普通のことを普通にしているつもりなのですが…どうでしょう?ご理解いただけますか?どこがマニアックかは自分たちでは分からないということなのかな、とも思います。ご感想を聞きたいです。

トーンとマナーにもこだわりました。わが社のコーポレートカラーであるネイビーは「静脈産業」であることを表現しています。そのネイビーの意味合いまで深掘り、全体のデザインに活かしています。スタイリッシュ&クールを貫き、様々な角度から私たちなりの「循環」を伝えています。

プロジェクトの中でも特に思い出深いのは油漏れ処理サービスに特化したLP(ランディングページ)です。一般的にランディングページは「お客様に問い合わせをしてもらう」という目的に特化したウェブサイトで、シンプルかつ端的に表現されたものが多いと聞いています。ですが!見てください、我々の油漏れ処理サービスのLP。

これは相当制作会社とやり合いました(笑)。何がこのLPの目的なのか徹底的に話し合いました。それが結実してこのページができました。こんなLP、恐らくどこにもないと思います。当社の自信作です。世に新たな一石を投じたとすら思っています。そう、これが環境開発工業です。

なぜ私は、ここまでホームページのパーツひとつひとつにこだわったのかと自問自答してみると…。確かにホームページをこだわったところで売上は劇的に伸びないし求職者が急に押し寄せることもないはず。でも。自分が自分であることを大切にしたい。それを誰かに伝えることをおろそかにしたくない。それがひいては会社のブランディングというものに通じる、という気もちの現れだったと思います。そう、一言で言えば会社への愛です。

産業廃棄物業は、いわゆる3Kの代表みたいな扱いを受ける業種で、ブラックなイメージすらあります。でも私はともかく、実際に働いている同僚に聞いても、少なくとも当社に限ってはそのようなイメージは合わない。「普通の企業が当たり前にやっていることを普通にやっているだけ」という自己認識です。お客様の悩みを聞く、お困りのことに寄り添う、縁と、人としての感性を大切にする、愚直で真面目、そしてちょっと賢い会社だと思っています。

当社の新しいホームページを見て、ちょっとでも「え?」と既成概念を打ち破ってくれる人がいれば、当社の社員がひとりでも「そうそう!」と思ってくれれば、卒業を控えた学生さんがひとりでも「ピンときた!」と思ってくれれば、今回のリニューアルは大成功です。是非すみずみまでお楽しみください。

今回の制作会社は株式会社コスパ・テクノロジーズ、東京の会社です。私自身もマニアックという自覚はありますが、この会社もマニアックな方々の集まりでした(個人主観)。私の頭の中で考えている中身を言葉や文書に変換してくれる方、それを映像、画像で表現する方など、まさにそれぞれの分野で非凡な才能を繰り広げるクリエーターたちが集結しています。こちらのこだわり(わがまま?)が過ぎ、何度かバトルを展開したこともありましたが、やはりそこはプロの意地でこちらの斜めいく発想で表現してくれました。

私たちの事業は一般に広く周知されていません。しかしどこかで必ず皆様と接点がある業種だとも思っています。求めてくださっている方々や地域社会のため、微力ながら社会に貢献できる事業として日々活動しています。そんなことが少しでも伝わるホームページにこれからも育てていくつもりです。まずはコラムとして私たちの取り組みや考えていることをリリースしていきたいと思っています(しばし業務に関係ない話もリリースするかもしれませんが、ここはご愛嬌ということで・・)。

また、SNSを発信したり動画コンテンツを充実させる等、皆様に愛されるWEBサイトとして展開して参ります。今後とも、どうぞよろしくお願いします。

PS:あ、くどいですがTOPのムービー、最後までしっかり見てくださいね(笑)。